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レディー・ガガが惚れた「ドラマー」…「BTSと呼吸を合わせたい」

2020/02/18 12:53



米グラミー賞は、世界の音楽家の祭りであり、戦場である。特に2005年のグラミーは伝説を残した。当時23歳のポップスター、アッシャーが68歳の「ソウル(soul)ミュージックのゴッドファーザー」ジェームズ・ブラウン(1933〜2006)と大胆にも同じ舞台で繰り広げた祝賀公演のことである。

あの日、アッシャーの2004年のヒット曲「Caught Up」とブラウンの1970年の古典「Get Up(I Feel Like Being a)Sex Machine」を天衣無縫のリズムでつなぎ合わせて本物のファンク(funk)を見せたドラマー、アーロン・スピアーズ(44)に14日、ソウル麻浦区(マポグ)で会った。彼は、バックストリートボーイズからレディー・ガガまで、さまざまなポップスターのリズムを担当したベテラン「リズムマシン」である。

スピアーズは、15年前のあの日のことを、一言で「最も脂汗(冷や汗)をかいた舞台だ」と振り返った。

「世界的なミュージシャン、レコードビジネスマン、プロデューサーたちの『鷹の目』が降り注ぐステージで、自分の演奏に合わせてアッシャーとブラウンが歌を歌って踊る…。あの日のストレスレベルは想像以上でした。成功裏に終了したことに感謝しています」

あの舞台以来、スピアーズにラブコールが殺到した。現在は、スーパースター・アリアナ・グランデのドラマーとして活動している。昨年グランデの来韓公演の時も、スピアーズは爆発的な演奏を披露した。

「一部では過小評価されていますが、グランデは本当に素晴らしい歌手であり、優れた作曲家です。周りの人々まで気を配る人間性も見逃せません。グランデと出会えたのは幸運です」

スピアーズは、「子供の頃、教会で一目でドラムと恋に落ちた」と話した。外見と音共に子供のスピアーズを捕らえた。

「デニス・チェンバーズ、ビリー・コブハムなど、様々なジャンル、トップクラスの演奏者らのスタイルを選ばずに受け入れて、私のスタイルに溶け込みました」

最近では、K-POPに対する関心が大幅に増えた。13日はソ・テジバンドの鍵盤奏者であり、防弾少年団のプロデュースにも参加したダックス・キムに会った。スピアーズは、「ブラックピンク、防弾少年団の人気は海外ですごい。K-POPの音楽が放つエネルギーが好きで、チャンスがあればぜひ参加してみたい」と語った。

最近、ポップミュージックでは、仮想楽器の比重が高まっているが、スピアーズは、「ポップミュージックの重要な要素は変わっていない。仮想演奏と実際の演奏を合わせて、より強力な何かを作るのが私の課題だ」と話した。

スピアーズはこの日、麻浦区(マポグ)のKT&G想像マダン弘大(ホンデ)ライブホールでマスタークラスを開いて、韓国のプロドラマー志望者200人と会った。アッシャーからDJシャドウまで、様々なミュージシャンの曲に合わせて雷鼓のような演奏を披露しながら、志望者の質問に答えた。

「成功だけを見上げることは虚しいです。好きなことを、この瞬間最大限楽しんでいる感じ、それが最も重要です。人生を愛してこそ、音楽をより愛することができます」