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「ホロコーストを黙認」法王の秘密文書が来週公開

2020/02/25 09:52

「ヒトラーの法王か、戦争における聖者か」


第二次世界大戦の期間中に在位していたピウス12世(1876〜1958・写真)時代の秘密文書の公開を1週間後に控えて、ナチスによるホロコーストに沈黙したという批判を受けてきた彼の行動が適切に評価されるか注目を集めている。この文書は、ピウス12世が即位してから81周年になる来月2日に公開されると、23日(現地時間)、米時事週刊誌ニューズウィークが伝えた。

ピウス12世の在任期間(1939〜1958)は、第二次世界大戦と重なる。これを巡って、一部のユダヤ人団体と歴史家たちはピウス12世がナチスドイツのホロコーストの蛮行に沈黙し、被害者を救うために十分に努力しなかったと批判してきた。

一部では、ピウス12世がユダヤ人を全滅させる計画を知っていたという証拠があるという主張も出ている。普段、欧州の最大脅威を共産主義と考えていたピウス12世が、ナチスドイツを共産主義の拡散を防ぐ砦と思って沈黙したというものである。

通常法王庁は、特定法王の在位の最後の年から70年が過ぎた後、該当法王の在位時代に書かれた文書の公開を解禁する。このような基準によると、ピウス12世の在任時代の文書公開は2028年である。ロイター通信は昨年3月、フランシスコ法王がローマ法王庁の使徒文書庫のスタッフらに会って、「教会は歴史を恐れていない」と早期公開を決定したと伝えた。

法王庁は、今回の公開でピウス12世の業績が再評価されることを期待している。法王庁は、ピウス12世が、ユダヤ人がさらに大きな問題に直面することを懸念して静かに助力し、ユダヤ人を聖堂や修道院などに匿うように呼びかけたという立場を維持してきた。

セルジオ・パガーノ法王庁使徒文書庫責任司教は、バチカンニュースに「ナチスからユダヤ人を救うためのピウス12世の業績を裏付ける文書が公開されるだろう」と述べた。彼は、「今回の公開対象には、ピウス12世向けのユダヤ人の感謝の気持ちが込められた文書と彼の沈黙についての疑問を解消できる文書が含まれている」と付け加えた。

閲覧の申請に、150人を超える歴史学者や聖職者が詰めかけてきた。ただ、今回公開される文書の量は、6つの記録保管所の何百万ページに達するだけに、短期間でスクープを探したり、1年以内に新たな研究結果が出てくるのは難しいとみられると、AP通信は評価した。