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患者本人の「アバタ脳」で自閉症の原因を究明

2019/12/20 11:07



デューク・シンガポール国立大学(DUKE-NUS)医学部の生命工学専門家ジェ・ヒョンス教授(写真)率いる研究チームは、世界初、「患者」の幹細胞を培養、作製した「アバタ脳(ミニ人工脳)」で自閉症が発病する原因を明かした。これまで健常者の細胞で人工脳を作製したことはあるが、「患者」の身体から取り出した細胞でアバタ脳を作製したのはジェ教授のチームが初めて。これまで解明されていない自閉症の原因を突き止め、治療法を提示したのも世界初だ。今回の研究成果は世界最高権威の科学ジャーナル誌「サイエンス」最新号に掲載された。

ジェ教授チームは自閉症の一種であるアンジェルマン症候群患者の皮膚と血液から取り出したiPS細胞(人工多能性幹細胞)を培養し、豆粒大のアバタ脳(オルガノイド)を作製した。これを分析した結果、脳細胞についている特定カリウム・イオンチャンネル(細胞表面にあるカリウム・イオンを通過させるドア)が健常者より大きく増加していることが分かったと、19日明らかにした。ジェ教授チームはマウス実験でカリウム・イオンチャンネルを減少させる物質を投入し、その結果マウスのアンジェルマン症候群症状が回復したことを確認した。

ヒトの脳は敏感なので組織検査のため取り出すことは不可能だが、アバタ脳を活用すれば組織検査や様々な実験が可能なため脳疾患治療に大変有効だ。今回の研究を通してパーキンソン病、アルツハイマー、認知症など脳疾患を治療するための研究に画期的な突破口が開かれると期待が集まる。